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  ★気管支喘息3
2018年07月04日 (水)

子どものぜんそく患者さんたちの外来は概ね落ち着いているわけですが、そういう意味からも治療のやりすぎ(過剰治療)については注意を払うべきでしょう。

新しいガイドライン(小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2017)においても、従来の「乳児喘息(2歳未満)」から「乳幼児喘息(5歳以下)」への書き換えが行われており、低年齢のぜんそくの診断が容易ではないことを表しています。

薬物療法の進歩によって小児ぜんそくのコントロールが格段に向上したことは間違いない事実ですが、診断が確かであるかどうかや治療の程度が適切であるかどうかについては十分に考慮すべきでしょう。

特に、吸入ステロイド薬という切り札的なお薬については、その必要性や治療継続期間について慎重にみていく必要があると考えられます。

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