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  ★食物アレルギー2
2018年07月10日 (火)

外来で実施する安全な食物経口負荷試験(以下、負荷試験)で、真っ先に考えるのは総負荷量を減らすということでしょう。

「今日はトータル2gで終了」、「次回は、トータル8g負荷予定」のように、一度に日常摂取量(full dose)を目標にすることなく、数回にわたって負荷試験を実施していく方法をとることもできます(ステップ設定)。

しかし、初回の負荷試験の総負荷量をどんなに減らしても、症状が出てしまう患者さんはゼロにはなりませんでした。

要するに、総負荷量が1-2g(mL)というのはアレルギー患者さんにとっては決して少ない量ではないということ。
「もっと少ない量で評価していく方法もあるのではないか?」こんな疑問が湧きました。
非アレルギーの人間の感覚のままではダメなのです。

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