2018年07月13日 (金)
「軽症しか診ていないのではないか?」 「最初からアレルギーなんかなく、食べられるのでは?」 「食物経口負荷試験(以下、負荷試験)で症状が出ないなんてあり得ない?」 などというご指摘を受けることがあります。
しかし、 アナフィラキシー歴のある方 特異的IgE抗体価が高値の方 最近実施された他院での負荷試験で症状が出ている方 完全除去で困っている県外から受診される方 などが多数いらっしゃるので、全員が軽症などということはないと考えています。
そもそも、食物アレルギーの重症の患者さんというのは、「長期間完全除去を継続してきて、症状誘発閾値が下がっている患者さん」とも考えられるわけであり、我々としては、重症を作らないという戦略も求められていくのではないかと思われます。
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