2018年07月17日 (火)
長期間完全除去を強いられてきた思春期の患者さんが、 1)誤食する 2)高用量の食物経口負荷試験を受ける 3)アグレッシブな経口免疫療法を受ける のいずれかのパターンで食物アレルギーの重篤症例が起きているということは ないでしょうか?
というわけで、上記のパターンにはまらないような戦略を考えていく必要がありそうです。 すなわち、 *小さいうちから少しずつ食べることによってできる限り完全除去を避ける *検査であれ治療であれ抗原性が強いものを急激に増量しない ということです。
「除去食療法」がダメとは言いません。 それも一つの選択肢となることはあるでしょう。 しかし、あくまでも医師の指導に基づいた除去であるべきです 中途半端は良くない。 もし、途中で食べ始めるという方針転換を行うなら、アレルギー専門医の指導をしっかり受けることをお勧めします。
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