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  ★アトピー性皮膚炎2
2018年07月31日 (火)

経皮感作(けいひかんさ)による食物アレルギーについては、すでにあらゆるところで語られていますので、皆様少しはご存知かと思います。いや、そんな話は初めて聞くという方がほとんどなのかな?

皮膚のバリア機能が低下している湿疹があるところから食物などの様々なアレルゲンが体内に入り、アレルギーになっていくということがわかってきたのです。

例えば、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎を放っておくと、あるいは、治療が不十分であると卵アレルギーとかになってしまうかもしれないということです。できれば、生後3か月くらいまでには湿疹をしっかり治療したいものです。

最近では、成人の食物アレルギーも問題になってきています。やはり、皮膚からの食物アレルゲンの侵入が引き金になっているのです。
茶のしずく石鹸(加水分解小麦含有)の使用による小麦アレルギー、マダニが媒介する獣肉アレルギーー、クラゲに刺されたサーファーなどに発症する納豆アレルギーなどが知られています。

さて皆様は、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎(湿疹)のいずれの疾患に注意を引かれたでしょうか・・・。もちろんどちらの疾患も重要なわけですが、ここではやはり皮膚の方に注目していただきたいのです。

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