BLOG kawada-clinic
  ★★★食物アレルギー研究会
2019年01月29日 (火)

「今年は参加しません」という話です。

「安全な負荷試験」というわりには真に安全な方法を目指してようには感じられません。
研究本位でやっている限りは安全性の追求は難しいでしょうね。要するに彼らは症状を出さなければならないわけですよ。当院の負荷試験は症状を出しません。

複数回の負荷試験を実施しているかぎり、安全性の追求は困難でしょう。どんなに負荷間隔をあけても十分に安全とは言えません。まあ、90分間くらいあければ大丈夫かもしれませんが・・・。本当に安全に実施したいのなら、ずばり単回しかありません。

「経口免疫療法(OIT)中の副反応は必発であり」
まだこんなことを言っています。
これじゃ事故は減らないと思いませんか?
どうすれば症状を出さずに済むのか?
ひたすらそれを追求すべきでしょう。
自分たちが症状を出している言い訳にしか聞こえません。

研究会では、相変わらず「食べ物」の話しか出てきません。
「なぜ子どもたちは食物アレルギーになってしまったのか?」を考えていかなければいけない時代だと思いませんか。
当院では、食物アレルギーで受診される患者さんの診察の8割は皮膚の話題です。患者さんたちもうんざりしています(笑)。でも、少しずつわかって下さっているのではないか・・・、そんな印象です。

「重症な食物アレルギー患児を扱うことが多く」
こんな発言もみられます。
まあ、今までは仕方がなかったのかもしれませんが、今後はこんな発言は自慢にもなんにもなりません。
「重症にしない」ということが求められますからね。
湿疹の放置、完全除去、アナフィラキシーの反復、喘息の管理不十分、・・・
これらが重症化の要因となります。
我々は重症食物アレルギー児を作ったらダメなのです。

目指すはただ一つ、患者さん本位であることです!!

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